※王子ベースメントモンスター大会ではJTOルール初の引き分け(両者KO)という結末になったこのカード
お互いに決着戦と位置づけただけに激しい戦いになるかと思われたが立ち上がりは非常に静かなグラウンドのやり取りが続く
こうなるとレスリングの下地がある雫に分がある。稲葉をボディコントロールで翻弄すると張り手で挑発
これで緊張がほぐれたのか稲葉がカニばさみから雫の足を攻めていく、左足へのスタンディング・アンクルホールドでエスケープを奪う!
(雫1:0稲葉)
ポイントを取られた雫は続けて前蹴りを食らったものの、2度めはタックルで切り返すとスリーパーホールドでテイクダウンさせる
ダウン状態から稲葉がうまく身体を切り替え馬乗り状態になる
すると雫が「来いよ!」と挑発!稲葉は必死にエルボーを叩き込むが「もっと来いよ!」とさらに挑発される!
さらに連打するが荒い攻撃のスキをついて体勢を入れ替えられ腕ひしぎ十字固めを極められエスケープしポイントを失う
(雫1:1稲葉)
一旦離れるもすぐにグラウンドの攻防へ移行、雫の脇固めをするりと抜けると馬乗り状態でスリーパーを極める!
パワーで起き上がった雫は強引に脇固めを極める!ガッチリと極まったため稲葉はあわててロープへ!
(雫1:2稲葉)
後がなくなった稲葉だが、なんとか起き上がるとビンタとエルボーの打撃戦を挑む!
得意の打撃戦で活路を見い出したい稲葉はニーアッパー、ローキックと畳み掛けてからのアキレス腱固めでフィニッシュを狙う!
しかし、これは雫にかわされ逆に力技の投げっぱなしジャーマンからのラリアットを食らってしまう!
止めを狙ってロープに飛んだ雫の側頭部に稲葉のハイキックがクリーンヒット!両者ダウン!
王子の再現かと思われたが、なんとかカウント9で立ち上がる!
先に立った雫が串刺しラリアットから必殺のアルゼンチン・バックブリーカーを狙う!
稲葉は何度も見ているこの技を喰らうわけにはいかないとスリーパーで切り返し脱出!
しかし、ここが勝機とみた雫は再度アルゼンチン・バックブリーカーを狙う!
完璧に極まったかにみえたが対策済とばかりにもう一度切り替えしてみせた稲葉!
2度も切り替えされて焦りがみえたか、動きが一瞬止まった雫めがけてキックの連打で追い込む稲葉!
強烈なローキックでハーフダウン状態の雫に対して「一撃必殺!」の掛け声とともにランニングキックを放つ!
そしてダウンした雫の右足を掴むとふとももめがけて「ともか蹴り!」の掛け声勇ましくショートレンジのローキックを決める!
悶絶する雫の足をそのまま抱え込みアキレス腱固めからの一絞足殺ともか締めへ移行!
グイグイと締め上げると、たまらず雫がギブアップ!!
ついにJTO GIRLSが初の雫超えを果たし 第2代QUEEN 稲葉 ともか が誕生した!
(※雫 有希は2位に降格、その他の順位に変動なし)